【厳選】関東の初心者向け登山スポット!日帰りで楽しめるおすすめの山

【厳選】関東の初心者向け登山スポット!日帰りで楽しめるおすすめの山

関東エリアには、登山初心者でも安心して楽しめる魅力的な山がたくさんあります。都心からアクセスしやすく、日帰りで気軽にチャレンジできる山々は、登山デビューにぴったり。

今回は、難易度別に厳選した山々を紹介し、必要な装備や安全対策まで詳しく解説します。週末の小さな冒険から始めて、素晴らしい山の世界への第一歩を踏み出しましょう。

初心者が知っておきたい関東登山の基本知識

関東での登山を始める前に、この地域特有の気候や山選びのポイントを理解しておくことが大切です。適切な知識があれば、より安全で楽しい登山体験ができるはず。

ここでは、関東登山の基本的な情報から安全対策まで、初心者が押さえておくべきポイントを詳しく説明していきます。

関東エリアの登山シーズンと気候の特徴

関東の登山シーズンは、基本的に4月から11月までがメインとなります。

春(4〜5月)
新緑が美しく、気温も穏やかで初心者には最適な時期。ただし、花粉症の方は対策が必要です。

夏(6〜8月)
暑さと虫対策が重要で、早朝スタートがおすすめ。

秋(9〜11月)
紅葉が楽しめる人気シーズンですが、日が短くなるため時間管理に注意が必要です。

冬季(12〜3月)
低山登山も可能ですが、アイゼンや防寒具が必要になる場合があります。関東の山は太平洋側気候の影響で比較的乾燥していますが、標高が上がると気温が下がり、天候も変わりやすくなります。

どの季節でも共通ですが、山の気温は標高が上へいくほど地上よりも気温が低くなります。標高100m上がるごとに気温は約0.6度下がることを覚えておきましょう。

初心者向けの山選び3つのポイント

山選びで最も重要なのは、自分の体力と経験に合った難易度を選ぶことです。まず標高差(累積標高差)を確認しましょう。初心者なら500m以下から始めて、慣れてきたら1000m、1500mと徐々にステップアップするのがおすすめです。

次に、登山道の整備状況をチェック。初心者には、しっかりと整備された登山道があり、道迷いの心配が少ない山を選びましょう。登山者が多く、万が一の時に助けを求められる人気の山も安心です。

最後に、アクセスの良さも重要なポイント。公共交通機関で行ける山なら、疲れた帰りも楽ちんです。車の場合は、駐車場の有無と料金も事前に確認しておきましょう。

登山前に確認すべき安全対策

登山前の準備で最も大切なのは、天気予報の確認です。山の天気は変わりやすく、平地と大きく異なることがあります。雨や強風の予報が出ている日は、無理をせず別の日に変更しましょう。登山届の提出も忘れずに。最近はオンラインで簡単に提出できるサービスも増えています。

体調管理も重要な安全対策の一つ。前日は十分な睡眠を取り、当日の朝食もしっかりと摂りましょう。登山中は定期的な水分補給と休憩を心がけ、疲労を感じたら無理をしないことが大切です。

また、家族や友人に登山計画を伝えておき、予定時刻に連絡を入れる約束をしておくと安心です。

【難易度別】関東の初心者おすすめ登山スポット【厳選】

関東エリアには、初心者から楽しめる素晴らしい山がたくさんあります。ここでは、標高と難易度に応じて3つのカテゴリーに分けて、おすすめの山を紹介します。

自分の体力や経験に合わせて、無理のない山選びをしてくださいね。それぞれの山の特徴やアクセス方法、見どころも詳しく解説していきます。

【超初心者向け】標高500m以下の気軽な山

1. 高尾山(東京都・標高599m)
言わずと知れた関東登山の入門山。ケーブルカーやリフトを使えば、山頂まで約1時間で到着できます。6つのコースがあり、体力に合わせて選択可能。山頂からの富士山の眺めは絶景です。新宿から京王線で約1時間とアクセスも抜群。

2. 陣馬山(東京都・標高855m)
高尾山から縦走もできる人気の山。山頂の白馬の像が印象的で、360度の大パノラマが楽しめます。藤野駅からバスでアクセスし、和田峠から約1時間の登山です。初心者でも歩きやすい整備された登山道が魅力。

3. 筑波山(茨城県・標高877m)
関東平野を一望できる「西の富士、東の筑波」として親しまれる名山。男体山と女体山の双耳峰で、ケーブルカーとロープウェイの2つのルートがあります。つくばエクスプレスでアクセス良好。梅の名所としても有名です。

4. 大山(神奈川県・標高1,252m)
丹沢山系の入門山として人気。ケーブルカーを使えば阿夫利神社まで楽にアクセスでき、そこから山頂まで約1時間半。相模湾から富士山まで見渡せる絶景が待っています。小田急線伊勢原駅からバスでアクセス。

5. 御岳山(東京都・標高929m)
武蔵御嶽神社で有名な霊山。ケーブルカーで楽々アクセスでき、山頂周辺は平坦で歩きやすいコースが多数。ロックガーデンや綾広の滝など、見どころも豊富です。JR青梅線御嶽駅からバスとケーブルカーを利用。

【初心者向け】標高500-1000mのステップアップ山

1. 鋸山(千葉県・標高330m)
房総半島の名山で、地獄のぞきで有名。ロープウェイもありますが、登山道も整備されています。東京湾を一望できる絶景スポット。JR内房線浜金谷駅から徒歩でアクセス可能。石切場跡の迫力ある景観も見どころです。

2. 武甲山(埼玉県・標高1,304m)
秩父のシンボル的存在。一の鳥居から山頂まで約2時間半の本格的な登山が楽しめます。山頂からは秩父盆地と関東平野を一望。西武秩父線横瀬駅から徒歩でアクセス。石灰岩採掘で山容が変わり続ける珍しい山です。

3. 日の出山(東京都・標高902m)
奥多摩の入門山として人気。つるつる温泉からのコースが歩きやすく、山頂からの眺望も素晴らしい。JR五日市線武蔵五日市駅からバスでアクセス。下山後の温泉も楽しみの一つです。

4. 景信山(東京都・標高727m)
高尾山と陣馬山を結ぶ縦走路の中間点。山頂の茶屋で名物のなめこ汁が味わえます。JR中央線高尾駅からバスで小仏バス停へ、そこから約1時間の登山。初心者の縦走デビューにもおすすめ。

5. 金時山(神奈川県・標高1,212m)
箱根外輪山の一つで、富士山の絶景スポット。金太郎伝説でも有名。公時神社入口から約1時間半で山頂到着。小田急線新松田駅からバスでアクセス。山頂の茶屋で金時娘に会えるかも?

【初級者向け】標高1000m以上のチャレンジ山(※日帰りは要注意)

健脚で登山に慣れてきたらおすすめの山です。山小屋がある場所は無理をしないで1泊2日の予定で組みましょう。

1. 塔ノ岳(神奈川県・標高1,491m)
丹沢山系の人気峰で、富士山の絶景が楽しめます。大倉から約4時間の本格的な登山。山頂の尊仏山荘で宿泊も可能。小田急線渋沢駅からバスでアクセス。体力に自信がついてきた初心者におすすめ。

2. 雲取山(東京都・標高2,017m)
東京都最高峰で、日本百名山の一つ。鴨沢から山頂まで約5時間の健脚向けコース。山頂からの360度パノラマは圧巻です。JR青梅線奥多摩駅からバスでアクセス。山小屋泊の登山も楽しめます。

3. 蛭ヶ岳(神奈川県・標高1,673m)
丹沢山系最高峰。塔ノ岳から縦走するルートが人気。山頂の蛭ヶ岳山荘からの眺望は格別です。本格的な山行になるため、十分な準備と体力が必要。経験を積んだ初心者向けの挑戦的な山です。

4. 両神山(埼玉県・標高1,723m)
日本百名山の一つで、鎖場もある本格的な山。白井差から約4時間のコース。山頂からの秩父の山々の眺めは素晴らしい。西武秩父線三峰口駅からバスでアクセス。しっかりとした装備と経験が必要です。

5. 谷川岳(群馬県・標高1,977m)
日本百名山で、ロープウェイを使えば天神平まで楽にアクセス。そこから山頂まで約2時間。高山植物の宝庫で、季節ごとに異なる表情を見せます。JR上越線土合駅からアクセス。本格的な山登りを体験したい方におすすめ。

初心者必見!登山に必要な装備と選び方

登山を安全に楽しむためには、適切な装備選びが欠かせません。初心者の方は、まず基本的な装備から揃えて、経験を積みながら徐々にアップグレードしていくのがおすすめです。

ここでは、必要最低限の装備から、Amazonなどでも手軽に購入できるアイテム、そして季節に応じた服装選びまで詳しく解説します。

最低限揃えたい基本装備リスト

必須装備(命に関わる重要度★★★)
登山靴は最も重要な装備の一つ。足首をサポートするミドルカットタイプがおすすめで、必ず試着して選びましょう。リュックサック(ザック)は日帰りなら20〜30L程度が適切。雨具は上下セパレートタイプの防水透湿素材を選び、安価なビニール製は避けてください。

安全装備(遭難防止★★★)
ヘッドランプは必携。日帰りでも日没に備えて必ず持参しましょう。予備電池も忘れずに。地図とコンパスは、スマホの電池切れに備えた必須アイテム。最近は登山アプリも便利ですが、紙の地図も併用することをおすすめします。ホイッスルは緊急時の必需品で、軽量なので必ず携帯しましょう。

快適装備(体力温存★★☆)
登山用の靴下は、厚手でクッション性があり、化繊やメリノウール製がおすすめ。水筒は保温性のあるものを選び、夏場は最低1L、冬場は温かい飲み物用に保温ボトルも便利です。行動食は、ナッツ類やドライフルーツ、エネルギーバーなど、軽量で栄養価の高いものを選びましょう。

Amazon で買える!初心者向け登山グッズ厳選

おすすめ登山靴
キャラバンのC1-02Sは、初心者に人気のエントリーモデル。価格も手頃で、履き心地も良好です。Amazon価格は約15,000円前後。モンベルのマウンテンクルーザー300も軽量で歩きやすく、初心者におすすめ。約18,000円程度で購入可能です。

リュックサック(ザック)
グレゴリーのズール30は、背負い心地が抜群で長時間の登山でも疲れにくい設計。Amazon価格約20,000円。ミレーのサースフェー30+5は、容量調整可能で使い勝手が良く、約15,000円で購入できます。コスパ重視なら、モンベルのチャチャパック30も約10,000円で高品質です。

雨具・レインウェア
モンベルのストームクルーザージャケット&パンツは、防水透湿性に優れた定番商品。上下セットで約30,000円。ミズノのベルグテックEXストームセイバーVは、約20,000円でコストパフォーマンスが良好。ワークマンのイージスシリーズも、約5,000円と格安ながら実用的です。

その他の便利グッズ
ペツルのティカヘッドランプは軽量で明るく、約4,000円。シルバのコンパス No.7は、初心者でも使いやすい設計で約3,000円。エマージェンシーホイッスルは1,000円以下で購入可能。これらの基本装備を揃えれば、安全な登山が楽しめます。

季節別の服装とレイヤリングのコツ

春・秋の服装(4〜5月、9〜11月)
ベースレイヤーは化繊やメリノウール製の長袖シャツ。綿素材は汗冷えするため避けるか着替えを多めに持っていきましょう。ミドルレイヤーは薄手のフリースやソフトシェル。気温に応じて着脱できるものを選びます。アウターレイヤーは防風・防水のジャケット。朝晩は冷え込むため、必ず携帯しましょう。

下半身は、ストレッチ性のある登山用パンツがおすすめ。ジーンズは動きにくく、濡れると重くなるためNG。レギンスやタイツを下に履くと、保温性と筋肉サポート効果が得られます。靴下は、厚手の登山用ソックスを選び、必ず予備も持参しましょう。

夏の服装(6〜8月)
暑い夏でも長袖シャツがおすすめ。紫外線と虫刺されから肌を守ります。速乾性のある化繊素材を選び、UVカット機能があるとさらに良いでしょう。帽子は必須で、つばが広く、首の後ろも覆えるハットタイプが理想的。

パンツは薄手で通気性の良いものを選び、ショートパンツの場合はレギンスを合わせて肌の露出を避けましょう。虫除けスプレーや日焼け止めも忘れずに。水分補給用の飲み物は多めに持参し、塩分補給用のタブレットも携帯しましょう。

冬の服装(12〜3月)
冬山登山では、より慎重なレイヤリングが必要です。ベースレイヤーはメリノウール製で保温性重視。ミドルレイヤーは厚手のフリースやダウンジャケット。アウターは完全防水のハードシェルを選びましょう。手袋は薄手と厚手の2枚重ね、帽子は耳まで覆えるニット帽が必要です。低山でも気温が低く、場合によってはアイゼンが必要になることもあります。

登山計画に役立つ!おすすめサイト&アプリ

登山を安全に楽しむためには、事前の情報収集が欠かせません。最近では、便利なWebサイトやアプリが数多く登場し、登山計画の立案から当日のナビゲーションまでサポートしてくれます。

ここでは、初心者でも使いやすく、信頼性の高い情報源を厳選して紹介します。これらのツールを活用して、より充実した登山体験を楽しみましょう。

登山ルート情報が充実のWebサイト

YAMAP(ヤマップ)
日本最大級の登山・アウトドアコミュニティサイト。ユーザーが投稿する活動記録が豊富で、リアルな登山情報を入手できます。ルート情報、所要時間、難易度、写真付きの体験談など、登山計画に必要な情報が網羅されています。

無料会員登録で、GPSログのダウンロードや登山計画の作成も可能。初心者向けの特集記事も充実しており、装備選びや安全対策の情報も学べます。

ヤマレコ(山行記録)
登山者による詳細な山行記録が集まるサイト。特に、写真付きの詳細なルート情報と、季節ごとの山の状況が把握できるのが魅力です。

登山ルートの地図情報も充実しており、印刷して持参することも可能。天気情報や登山道の最新状況、花の開花情報なども更新されています。検索機能が優秀で、目的の山の情報を効率的に収集できます。

登山ナビ
登山初心者向けの情報が特に充実したサイト。山の基本情報から、アクセス方法、駐車場情報、トイレの有無まで、実用的な情報が整理されています。

難易度別の山の紹介や、季節ごとのおすすめルートなど、初心者が知りたい情報が分かりやすくまとめられています。登山用語の解説や装備選びのガイドも充実しており、登山の基礎知識を学ぶのにも最適です。

天気予報・登山届に使えるアプリ

YAMAP(アプリ版)
Web版と連動したスマートフォンアプリ。最大の特徴は、電波が届かない山中でもGPSで現在地を確認できること。事前に地図をダウンロードしておけば、オフラインでもナビゲーション機能が使用可能です。登山計画の作成から活動記録の投稿まで、一つのアプリで完結できます。家族や友人と位置情報を共有する機能もあり、安全面でも安心です。

山と高原地図アプリ
昭文社の定番登山地図がデジタル化されたアプリ。紙の地図と同じ詳細な情報をスマートフォンで確認できます。GPSで現在地を表示し、ルートナビゲーション機能も搭載。登山計画の作成や、歩行ログの記録も可能です。オフライン使用可能で、電池消費も比較的少ないのが特徴。有料アプリですが、信頼性の高い地図情報が得られます。

登山届(コンパス)
長野県警が開発した登山届提出アプリ。スマートフォンから簡単に登山届を提出でき、家族にも自動で通知されます。全国の山に対応しており、登山計画の作成から提出までがスムーズ。緊急時の連絡機能も搭載されており、万が一の際にも安心です。無料で利用でき、登山の安全対策として必須のアプリと言えるでしょう。

登山地図の入手方法と使い方

紙の登山地図の入手方法
最も信頼性が高いのは、昭文社の「山と高原地図」シリーズ。全国の登山用品店や書店で購入でき、価格は1,100円程度。

国土地理院の地形図も正確ですが、登山道の記載が少ないため、山と高原地図と併用するのがおすすめです。登山用品店では、店員さんに相談しながら必要な地図を選ぶことができます。

デジタル地図の活用法
スマートフォンアプリの地図は便利ですが、電池切れのリスクがあります。必ず紙の地図も携帯し、デジタルは補助的に使用しましょう。

事前に自宅でルートを確認し、主要なポイントをマーキングしておくと当日スムーズです。GPSログを記録しておけば、後で振り返りや次回の計画に活用できます。

地図の基本的な読み方
等高線の間隔で傾斜の急さが分かります。線が密集している箇所は急坂、間隔が広い箇所は緩やかな傾斜です。コンパスと組み合わせて現在地を確認する方法も覚えておきましょう。

地図上の目印(山頂、鞍部、沢など)と実際の地形を照らし合わせることで、正確な位置把握ができます。登山前に地図読みの基本を練習しておくと、より安全に山を楽しめます。

安全で楽しい関東登山を始めよう!

関東エリアには、初心者でも安心して楽しめる素晴らしい山がたくさんあります。

高尾山のような気軽な山から、雲取山のような本格的な山まで、段階的にステップアップしながら登山の魅力を発見していけるはず。適切な装備と事前準備、そして安全への意識があれば、きっと素晴らしい山の体験が待っています。

まずは近場の低山から始めて、徐々に経験を積んでいきましょう。登山は一人でも楽しめますが、初心者のうちは経験者と一緒に行くか、登山サークルに参加するのもおすすめです。

山で出会う人々との交流も、登山の大きな魅力の一つ。自然の中で過ごす時間は、日常のストレスを忘れさせてくれる特別な体験になるでしょう。安全第一で、関東の美しい山々を満喫してください!

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