目次
前から他のミストラルユーザーのブログなどを見ていて気になっていた、クロスバイク(ジオス ミストラル)のスプロケットを交換してみました。
購入してから、ここまでは一度も手を付けてませんが。大丈夫でしょうか?
で、いろいろ下準備に調べてみたけれど、スプロケットを交換するのは、工具さえあれば意外と簡単。
自分でできちゃいます!というお話。
……ただし、ディレイラーの調整を自分でやることが、必須にはなってしまいますけどね。
普段、使っていないギアを減らして、ロード寄りにしてあげよう
とはいえ僕も。
ディレイラーの調整は、いつも探り探り調整している感じで。
シフトワイヤーの交換を自分で数回やって、ベストのリアディレイラーの調整がどんなものなのか、まだまだ修行中です。
なので、自転車のメンテナンスやパーツ改造をやろうとしている意欲があれば、きっと誰でもできるはず!
たぶん(笑)。
さて、「スプロケット」というのは、ギザギザの歯が何枚かついているギアのこと。
いや、ついこの間まで、知りませんでしたけどね。
クロスバイク、ジオス ミストラルは「カセット」スプロケットという仕様になっているみたい。
手軽に取り付け、取り外しができるということですね(たぶん)。
シマノのカセットスプロケット「CS-HG50 8S 13-26T」を購入
そして、購入したスプロケットが、このシマノの「CS-HG50 8S 13-26T」です。
8Sは、ギア数のことで8段ギア、もしくは8スピード。
13-26Tは、ギアの歯数を表しているそう。
T=歯数。
フロントとリアの歯の数の組み合わせによって、ギア比がいろいろと選べるというお話しですが。
頭が痛くなってきそうなので、ここでは割愛。
写真は、今回、購入したスプロケット(右)と、始めからついているスプロケット(左)。
大きさがだいぶ違うのがよく分かりますね。
これ、ギアについているギザギザの歯の数が違うから、大きさも違っているということ。
ミストラルに始めからついているリアスプロケットは、最大歯数がもっと多くて32Tとか。
これ、どういうことかと言うと。
フロントギアを一番小さくして、リアを32Tにしてあげれば、ペダルが軽くて軽くて坂道でも立ちこぎせずに、すいすいと進めちゃう感じ。
でもじつは、そこまで軽くして走る道は、都内にはほぼなし……。
はっきり言って、使ったことがないです。
今回、スプロケットを交換しようと思ったのは、この使わないギアをいつまでも持っていないで、もっと走りやすくカスタマイズしちゃう、という理由なんですね。
これによって、ギアチェンジがスムーズになって、無理のない走り、ムダのない走りができる……らしいのですよ。
早く、交換して試走してみたい〜。どれくらい変わるものだろか。
リアスプロケットを交換するための専用工具
リアスプロケットを交換するには、専用工具が必要です。
この作業にしか使わない専用工具だけど、これがないと交換できないからしょうがない。
買うのです。
BIKE HANDのスプロケット取り付け、取り外し工具。
自転車を、いろいろ自分でメンテナンスやカスタマイズするなら、まあ1つは持っていていいんでしょうね。
それにしても、シマノの「CS-HG50 8S 13-26T」は、シルバーのせいか、キラキラと美しい。
なんでしょうね。この自転車に乗るためだけに生まれてきた、機能美というか、質実剛健さ。
しばし、ボケーっと眺めて楽しみます(笑)。
とはいえ、まあ、このまま眺めているだけでは意味が無いので、さっそく交換作業です。
カセットスプロケットの交換手順
1.リアタイヤを取り外す
まず、リアタイヤをホイールごと外します。
クイックリリースだから、レバーを回してフレームから外してあげるだけ。
タイヤの交換でも外した経験があれば、簡単作業ですね。
2.リアスプロケットを専用工具でゆるめる
リアスプロケットを外すには、先ほどの専用工具を使います。
スプロケは、いち方向にしか回転しないようになっているので、チェーンの切れ端みたいなのがついている工具でギアが回転するのを止めてあげるのがポイント。
そしたら、もう1つの工具を中心に差し込んで、反対側に回してあげる。
と、思いのほか、簡単に外れます。
あれ?って感じ。
購入してから一度も外したことがないけど、BB固着のとき(の記事はこちら)と比べると、ほんとあっけない。
3.スプロケットをホイールから外す
一番外側にある、ロックリングと小さなギアが自然にばらけるので、落とさないようにして。
ギアのかたまりをごそっと、外します。
これは特に工具も必要なしで、サクッと外せます。
汚れが、けっこう……(苦笑)。
ガードは必要ないからこいつも外してしまう。
交換するスプロケットによっては、ガードがあるとギアが入らないなんてこともあると、どこかの人が記録していた気もするし。
「カセット」の意味が分かった瞬間。
これ、写真だと分かりづらいですけど、スプロケットの内側にも同じ溝があって、溝を合わせてはめてあげるだけの簡単構造のことなんですね。
スプロケット側と、ホイール側の溝が正しく合わせられるように、溝の幅が1か所だけ(?たぶん1か所)狭くなってるんですよ。
4.スプロケットを取り付ける目印を確認する
あと、ギアの位置がずれないように、さんかく矢印にそろえてあげましょう、という目印もあるので見てみてくださいね。
溝を合わせたり、目印に注意しながら、スプロケットをホイール側に取り付けます。
5.専用工具でスプロケットを取り付ける
そして、再びあの専用工具の登場です。
取り外したときと同じ要領で(締め付ける方向が変わりますけど)、取り付けます。
6.スプロケットの取り付け完了!
新しいスプロケットを取り付けたホイールはこんな感じ!
ここまでくれば、スプロケット交換作業は、もう終わりに近づいてきましたよ。
7.リアホイールを本体に装着してチェーン&ディレイラーを調整
チェーンとディレイラーのポジションに注意しながら、ホイールを再びフレームに取り付けたら、スプロケット交換作業は完了です。
ブラックのスプロケットから、シルバーの新しいスプロケットになって、ぴかぴか♪
さて、これでどんな走りになるでしょう?試走が楽しみ〜〜!!
……と、その前に。
歯数が変わったスプロケットにしたことで、じつはリアの変速を制御するリアディレイラーも、ついでに交換してあげることに。
スプロケットの歯数の対応範囲内でないと、変速もおかしくなるんだとか。
作業は、リアディレイラーの交換へとつづきます。
クロスバイクのおすすめ工具・ツールは?最低限そろえたいメンテナンス初心者向け解説