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今回は、クロスバイクをブルホーンハンドルへ交換してみたお話を。
いろいろ改造を加えて、走る楽しさを感じ始めたクロスバイク、ジオス・ミストラル。
でも先日、荒川サイクリングロードを100kmツーリングしてみて分かったのは、「クロスバイクのストレートハンドルで長距離ライドはつらい!!」ということでした。
そこで、快適にロングライドできるように、ハンドル交換にチャレンジしてみることに!ミストラルの標準ストレートハンドルをブルホーン化したら、こんな感じになりました。
ストレートハンドルからブルホーンハンドルに交換するメリットとは?
クロスバイクのロングライドがつらい……。その理由のひとつには、どうやらハンドルのポジショニングにあるようです。
クロスバイクのハンドルは、ご存じのようにストレートバーとも呼ばれる、MTBとおんなじまっすぐな一文字。
山道や悪路を走るMTBでは、フロントタイヤをグッと地面に押しつけてバランスをとるのに、上から力を加えやすいストレートハンドルが最適なんだそう。
ストレートハンドルを肩幅より広いポジションで握ることで、フロントが跳ねたりするのを押さえるわけです。
一方のロードバイクは、必要に応じて、下ハンなどいくつかのハンドルポジションがとれるようになってますよね。
(専門家ではないので、詳しくはgoogleで調べてね)
我が愛車のクロスバイク・ミストラルも、タイヤを細いタイヤに履き替えることでロードバイクに近づいたとはいえ、ハンドルはMTBと同じストレート。
ロードバイクのように舗装路を効率的、楽にスピードに乗って走るための近道は、ハンドルをドロップハンドル化することですが……。
それなら、はなからロードバイクに乗り替えなよ、という声は聞こえないふりをして。
なんとかロングライドが楽ちんになる手段として、ハンドルを握るポジションの幅を広げる「ブルホーン化」をしてみるのでした。
クロスバイクのハンドルをブルホーン化するときのポイント
ブルホーンは、その名の通り、牛のツノみたいなハンドルのことです。写真を見てもらうと分かるように、ハンドルの両側が、にゅろーんっと牛のツノのような形になってます。
ただ、ひとくちにブルホーンハンドルといっても、ハンドルの長さ、両側のツノの形状(カーブになってるか、直角に近いかなど)はいくつかあります。
自分が実現したいハンドルポジションと、あとは好みによって選んでみるのがいいのかな。
今回のブルホーン化で選んだハンドルは、ニットー(日東)のこのブルホーンハンドルです。
このハンドルに決定するまで、じつは1か月くらい悩みました。
クロスバイクのハンドルをブルホーン化するときに悩んだこと。
- ブルホーンハンドルの幅(長さ)をどうするか
- ブルホーンの形状(カーブ型か直角型か)をどうするか
- 信頼できるメーカーかどうか
ブルホーンハンドルの幅(長さ)をどうするか
ハンドルの幅は、いろいろ調べて迷ったすえに、480mmにしました。
悩みポイントは、個人差はあると思いますが、ロードバイクのハンドル幅は肩幅が良いといわれていて、ロードバイクに近い最適なポジションに近づけるかどうか、理想的なハンドル幅のブルホーンハンドルを探す必要があります。
ミストラルにもとからついているハンドル幅が、約600mmだったので、120mmも短くなりました。
ブルホーンの形状(カーブ型か直角型か)をどうするか
次の悩みポイントは、ブルホーンの形状です。
売っているブルホーンハンドルを探してみると、カーブしてるもの、直角のもの、といろいろ。
これは、ブルホーン化したときにとれるポジションの種類、手の握り方の自由度に直結します。
せっかくなら、なるべく自由度が高いように(っていうか、ロングライドでも手や腕が疲れてしまったときにごまかせるように?)、カーブを描いているものを選んでみました。
信頼できるメーカーかどうか
それから最後に考えたのは、安いほうがいいけれども、やっぱり安全第一。信頼できるメーカーのものを初心者は選びたかったことです。
そんなことから、自転車部品ニットー(日東)のブルホーンハンドルにいき着きました。
さてさて、そんなこんなで。
ハンドルテープ(ロードバイク用で可)も一緒にそろえたりして、さっそく交換してみました。
ブルホーン化したミストラルはこうなった!
で、いきなりですが、ストレートハンドルからブルホーンハンドルへの交換後の写真がこちら。
実際にハンドルを交換しているところは、面倒で写真撮影は割愛しちゃいました。
すんません……。
写真を見ても分かるように、ライトやベル、サイコンを取り付けると、けっこうせわしい感じになってます。
ハンドル幅が短くなったぶん、ブレーキハンドルの握りやすさにも注意が必要です。
あまりハンドル幅を短くし過ぎると、ちょうどブルホーンハンドルの両側のカーブを描くところでレバーがひっかかったりして、ブレーキやシフトがしづらくなってしまうわけで。
ブルホーンハンドルを横からみたところ。
地面と水平ではなく、ちょっと斜め上にセッティングしてみました。
実際に試乗してみて、最適な角度にセッティングするといいですよね。
ついでに逆ステム化でロード寄りのポジショニングへ
今回、ハンドルのブルホーン化と合わせて、ステムを逆付けして、より前傾姿勢に近づけるセッティングにしてみました。
クロスバイクは通常、ロードバイクと比べてハンドルが高い位置に設定されています。そこで、ステムの上下を逆に取り付けて、より前傾姿勢がとれるようにしてみました。
とはいえ初心者で、慣れるまでの微調整も考慮して、ちょうどサドルと水平よりもやや上にハンドル位置がくるようになってます。
これからいろいろ乗って見て、微調整の予定です。
ついでに、サドルバックを購入。オルトリーブのサドルバックの記事はこちら
ポタリングもロングライドもOK!オルトリーブ(ORTLIEB)のサドルバッグがおすすめペダルも交換。
POTOのペダルについての記事はこちら
ミストラルは、クロスバイク初心者にとって、改造しがいのあるクロスバイクなんですね。
これから遠出が楽しくなりそうです♪