クロスバイクを買うときに一緒に購入した装備といえば、ライト、ベル、チェーンロックの3つのアイテム。そのうちライトで選んだのが定番のキャットアイ(CAT EYE)のライトでした。
当時から4代目くらいになっていま使っているのは、フロントライトが「VOLT400」、リアライトは「OMNI5」です。どちらも自分で選んで使い勝手に満足しているモデルです。
そこで今回は、実際の写真やリアルな使い心地、初心者の人向けにライトの選び方のポイントまでご紹介します。
キャットアイ(CAT EYE)というブランドの魅力
「せっかくならライトもちゃんとしたのが欲しい!」と思って最初に調べたときに、必ず目に入ってくるのがキャットアイですよね。クロスバイクやロードバイクのライトといえばコレ!というくらい定番で、実際に使ってみてもその理由がよくわかりました。
はじめに、僕がキャットアイに決めた理由と、ブランドとして感じた信頼感についてお話しします。
日本ブランドならではの信頼性と安心感
キャットアイ(CAT EYE)は、日本の自転車アクセサリーメーカーで、大阪に本社があります。特にライトやサイクルコンピューターの分野では、世界的にも有名。
「ライト=命を守るアイテム」なので、そこはやっぱり信頼できるメーカーがいいですよね。その点、キャットアイは防水性能も◎で、壊れにくくて長く使えるというレビューも多く、安心して選べます。
モデル展開が豊富で初心者でも選びやすい
キャットアイのいいところは、選択肢が多すぎず少なすぎず、ちょうどいいところ。明るさや充電方法の違いなど、自分の使い方に合わせて選べるようになっています。
僕の場合、今使っているメインライトは「USB充電できて、街灯が少ないところでもしっかり明るく見える」ことを重視してVOLT400を選びました。
リアには「軽くて電池式で、ちゃんと光るもの」という条件でOMNI5を選びました。結果として、この組み合わせはコスパもよくて、見た目も統一感があって大満足です。
フロントライト「VOLT400」の特徴とレビュー

「明るいライトが欲しい」と思っていろいろ調べた中で、当時、最終的に選んだのがキャットアイのVOLT400です。USB充電式で使い勝手がよく、400ルーメンという明るさも安心感たっぷり。
ここでは、実際に使ってみてわかった「明るさ・取り付けやすさ・使い心地」についてレビューしていきます。
スペックと特徴(明るさ・モード切替・USB充電)
VOLT400は名前の通り、最大400ルーメンの明るさを誇るUSB充電式のフロントライトです。明るさのモードは複数あって、状況に応じて切り替えられます。
- ハイモード(400ルーメン/約3時間)
- ミドルモード(100ルーメン/約8時間)
- ローモード(50ルーメン/約18時間)
- 点滅(約60時間)
街灯やビルの明かりが多い街中を走るときは「ローモード」か「ミドルモード」、暗い道では「ハイモード」で使い分けて走ってますが、これまで暗くて困ったことはありません。





バッテリーはUSB充電式なので、乾電池の取り換え不要。iPhoneの余ったACアダプタにUSBケーブル(ライト側はMicroUSB)を挿して使えば、手軽に充電できます。パソコンやモバイルバッテリーからも充電できて便利です。
充電ポートは防水キャップ付きで、雨の日の使用も安心です。
取り付け方法と固定力のレビュー





VOLT400の取り付けは工具不要。付属のラバーバンド式ブラケットをハンドルに巻きつけて止めるだけです。角度調整も簡単で、自分の好みに合わせて真下を照らすか、やや遠くを照らすか、角度調整も簡単にできます。
実際にジオス・ミストラルに取り付けたときの印象としては、しっかり固定されてズレにくいです。ライト本体を上側にくるように取り付けたり、下側にぶら下げるように取り付けたり、どちらでも自由にできます。スマホホルダーやベルなどライトと干渉するアイテムがあっても、取り付けに困らないので便利ですよね。
脱着はワンタッチ。ブラケットから簡単に取り外しできます。外出先で自転車から離れる場合でも、盗難対策にすぐに取り外して持ち運べて、脱着→また装着、の流れがとてもスムーズです。
夜間走行での明るさと安心感
VOLT400を使ってみると、「こんなに明るいの!?」とびっくりしたのが最初の印象。特に街灯が少ない場所や、川沿いのサイクリングロードを走ったときに、このライトの頼もしさを実感しました。
照射の広がり方もしっかりしていて、歩行者や車からも「こちらの存在感を認識してくれている感」がちゃんとあるのが安心です。対向車や人が頻繁に行き交うところでは、まぶしい光があたらないように、本体を少し下向きにして使うといいと思います。
リアライト「OMNI5」の特徴とレビュー

フロントライトとあわせて装備としておすすめなのが、後ろを走る車やバイクに自分の存在を知らせるリアライトです。
僕が選んだのは、キャットアイのOMNI5(オムニファイブ)というモデル。決め手は、軽くて、電池式で、しっかり光ること。シートステーに取り付けて使ってみた感想を、装着のしやすさ・明るさ・電池の持ちなどの視点からレビューします。
スペックと特徴(LED5灯・点滅モード・電池式)
OMNI5は、名前の通り5つのLEDが内蔵されたリアライト。点灯モードは3種類あり(点灯/点滅/ラピッド[単調な点滅ではなく左右に光る])、黒いスイッチを押して簡単に切り替えられます。
特徴をまとめると次のようになります。
- 電源は単4電池×2本(アルカリ推奨)
- 点灯モードで約60時間の連続使用が可能
- 本体+乾電池の重量は約40gととても軽量
使ってみて感じたのは、リアライトがあると、後方からくる車に自分の存在をアピールできるので、安心感があること。明るさも十分で、電池持ちもよい気がします。
取り付け方法とフィット感のレビュー





OMNI5は、シートステーやシートポストなどに装着可能です。付属のラバーブラケットとアタッチメントを使って、ネジ不要で取り付けできます。
僕はシートステーに横向きに取り付ける形で使っていて、角度も微調整できるのがうれしいところ。走行中もガタつきやズレはなく、かなりしっかり固定されます。
本体を取り外すときもスライド式で簡単なので、自転車から離れるときにライトを脱着して持ち歩きたい人にもぴったりです。
夜間・夕方の視認性と電池の持ち
夜間・夕方の視認性は、さっきも少し触れたように後方からくる車に自分の存在を知らすにいは十分な明るさです。「あっ、ちゃんと光ってる」と安心できるのがOMNI5のいいところ。
電池式なのでUSB充電のように充電の手間がいらないのも地味に便利です。予備電池をサドルバッグに入れておけば、ロングライドでも電池切れの心配がありません。
とはいえ、60時間ももつのでランニングコストも安く、初心者の最初のリアライトとしてすごくおすすめできるモデルです。



前後セットでキャットアイをそろえるメリット
フロントとリア、それぞれのライトをバラバラに選ぶのもアリですが、僕は結果的に「キャットアイのVOLT400とOMNI5の前後セット」を装備することになりました。
購入当時は確かなかったんですけど、いまはAmazonを見るとこの前後セットで販売していますね。思った以上に同じように考える人が多いためなのか、統一感もバッチリで正解!と思いますよ。


見た目に統一感が出る&装備の悩みが一気に解決
アイキャットのフロントライト&リアライトの前後セットを選ぶと、デザインのバランスが良くなるのがまず大きなポイントです。キャットアイのライトは全体的にスッキリした見た目で、クロスバイクのフレームとよく馴染むんですよね。
また、前だけ明るいけど後ろが暗いとか、リアだけピカピカでフロントがショボい…みたいなチグハグ感がないのも良いところ。「とりあえずこれを買っておけば安心」っていう安心感があるのは、初心者にとって大きなメリットです。
セット販売ならコスパもよく、買い忘れ防止にも◎
Amazonでは、VOLT400とOMNI5がセットになった商品ページがあります。バラバラで個別に買うより少し価格的にもお得になるようです。なにより、思い立ってポチったら一緒に届いて両方ともすぐに装備できるのが地味にうれしいところ。
ちなみに僕が購入したセット以外にも、セット商品がいくつかありました(2025年8月現在)。
VOLT単品でも買えますが、自分にあったセット品を選んでみるのも楽しいですね♪
一緒に使えば安全性がグッと高まる
ライトは「見える」だけじゃなく「見られる」ことも大事。だからこそ、フロントとリアをどちらも適切な明るさ・位置で装備することが、安全走行の基本です。
前後セットでしっかり備えることで、自分自身が安心できるだけでなく、周囲のドライバーや歩行者にも優しい存在になれる。そう考えると、「前後セットでライトをそろえる」って、初心者こそやっておきたいことのひとつだと思います。
リアライト自動点灯モデル「RAPID micro AUTO」も気になる存在
僕が実際に使っているのは「OMNI5」ですが、この記事を書くにあたって調べていて「ちょっと気になるな」と思ったのが、同じくキャットアイのリアライトRAPID micro AUTO(TL-AU620-R)です。
暗くなると自動で点灯してくれる“オートライト機能”付きのモデルで、通勤や街乗り派にはかなり便利そうな印象でした。

暗くなると勝手に点灯!便利なオートライト機能
RAPID micro AUTOの最大の特徴は、暗さと振動を感知して自動で点灯・消灯してくれること。夜になったことに気づかないまま走り出しても、勝手にピカッと光ってくれるので安心感がありそうです。
特に「毎日通勤で使うから、いちいちスイッチ押すのが面倒」という人にはうってつけ。「わざわざ電源ボタンを押すのが地味に面倒で忘れそう…」という人には、ぴったりの機能ですよね。
USB充電式で電池交換の手間いらず
OMNI5が電池式なのに対して、RAPID micro AUTOはUSB充電式です。モバイルバッテリーやPCでサッと充電できて、エコで手間もかかりません。
ただ、USB式は「充電し忘れたら終わり」っていうプレッシャーがあるのも事実…。「日常的にライトの管理ができる人」や「定期的に充電する習慣がある人」なら、RAPID micro AUTOはかなりスマートな選択肢だと思います。
デザインもコンパクトでスタイリッシュ
RAPID micro AUTOは、とにかくコンパクトで軽い!ということ。重量は約20gととっても軽量です。本体は小ぶりですが、明るさは十分そうで、昼間でもしっかり目立つ赤色LEDを搭載。おしゃれに装備したい人にも合いそうだなと思いました。
OMNI5が壊れたら新しく買ってみるのもいいんですけど、故障する気配もないので(笑)、気分に合わせてOMNI5と交互に使うとかして楽しむのもいいのかもしれないなぁと最近は考えてます。
クロスバイクのライト選びで失敗しないためのチェックリスト
クロスバイクのライトって、実は種類がすごく多くて、「どれを選べばいいかわからない…」ってなりがちです。僕も最初は、明るさの数値やバッテリーの違い、取り付け方がわからず、戸惑いました。
ここでは、実際にライトを買って使ってみた立場から、「ここを押さえれば失敗しない!」というチェックポイントをまとめました。
明るさ(ルーメン)と照射範囲の目安を知ろう
ライトを選ぶときにまず注目したいのが、明るさを示す「ルーメン(lm)」という単位。目安としては、以下を参考にすると選びやすいです。
用途 | 推奨ルーメン |
---|---|
街乗り(明るい道) | 100〜200lm |
夜間サイクリングロード | 300〜500lm |
真っ暗な山道・郊外 | 600lm以上 |
VOLT400のように400lmあれば、街乗りから街灯のない暗い道まで十分にカバーできます。また、ルーメンだけでなく「照射範囲(スポット型かワイド型か)」も確認しておくと安心です。
電源方式はUSB充電式か電池式かを見極めよう
ライトの電源には大きく分けて「USB充電式」と「電池式」の2タイプがあります。
- USB充電式
→くり返し使えてエコ。毎日使う通勤・通学にも便利。満充電までの時間がかかるので充電管理が必要。 - 電池式(乾電池)
→予備を持ち歩けば安心。コンビニで手軽に入手できるので長距離や旅行にも強い。やや重くなることも。
VOLT400はUSB式、OMNI5は電池式で、僕はこの「ハイブリッド構成」がちょうどよかったです。
取り付け位置とフレームの相性も確認しよう
最後に見落としがちなのが、「自分のクロスバイクにちゃんと付けられるか?」という問題。特にリアライトは、シートポストが太かったり、角度がついていたりすると付けにくい場合もあります。
購入前に確認しておきたいのは次のような点です。
- 取り付け可能なハンドルバー/シートポストの径(mm)
- 固定方法(バンド式かネジ止めか)
- 縦向き・横向きのどちらに装着するか
キャットアイのライトはラバーバンド式なので調整しやすく、初心者でも安心です。
+αの便利アイテム「Sttoraboks縦置き自転車スタンド」

ライトの話から少し脱線しますが、実際に使っていて「これは買ってよかった!」と思ったアイテムをひとつご紹介します。それが、Sttoraboksの縦置き自転車スタンド。
クロスバイクを室内でスッキリ保管したい人や、メンテナンス時の移動が面倒な人にぴったりなアイテムです。ライトとあわせて使えば、自転車ライフがより快適になります!
室内保管にうれしい!縦置きスタイルで省スペース
このスタンドの最大の特徴は、自転車を立てて保管できる「縦置き対応」であること。玄関の片隅やワンルームの壁際にもすっきり収まり、圧迫感がありません。
クロスバイクのような長いフレームでも、立てて置けるだけでスペース効率がぐんとアップ。自転車をインテリアの一部にして楽しみたい人にもおすすめです。
キャスター付きでコロコロ移動できて便利!
Sttoraboksの縦置きスタンドにはキャスターが付いていて、移動がとにかくラク。掃除のときや部屋のレイアウト変更をしたいときなど、ちょっと移動したいときでも持ち上げる必要がありません。
コロコロ動かせるので、力に自信のない人でもストレスなく扱えます。実際に使ってみて、「これ地味に革命だな…」と思いました(笑)。
なぜクロスバイクに前後ライトが必要?
ライト選びの話をしてきましたが、そもそも「なぜ前後のライトが必要なのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
最後に、法律面と実際の走行シーンの両方から、ライトの重要性を整理してみます。
道路交通法でも義務化されているフロントライト
日本の道路交通法では、夜間の走行時に「前照灯(フロントライト)の点灯が義務」とされています。つまり、つけていないと違反ですし、事故のリスクも高まります。
フロントライトは他の自転車や車、歩行者から「見える」ための装備。路面の段差や障害物をいち早く察知して避けるためにも、明るさと照射範囲のあるライトが重要です。街灯が多い場所でも、周囲の人や車に気づいてもらう意味で必ず必要です。
リアライトは「見られる」ための装備
一方、リアライト(または反射板)は後方からの接近に対応するための装備。自転車は音が静かで車に比べて存在感が小さいため、夜間は特に「見られる努力」が大切になります。
歩道から車道に出るときや、暗い道で後ろから車に追いつかれるとき、リアライトが点滅しているだけで、ドライバーの注意を引くことができます。点滅モードは特に目立ちやすく、電池持ちもいいので、リアは「常時点滅」が基本で間違いないです。
安全で快適な夜ライドを!お気に入りライトで走りが変わる
クロスバイクのライトをちゃんと選んで、実際に前後に装備して走ってみると、「ああ、もっと早く買えばよかった」と感じました。夜道の安心感はもちろん、車や歩行者の反応も変わるし、走りそのものがぐっと快適になります。
とくにキャットアイのVOLT400とOMNI5の組み合わせは、初心者でも扱いやすく、性能・価格・安心感のバランスがちょうどいいセットだと感じています。
迷っている人は、まずはこの組み合わせの検討から始めてみてはいかがでしょうか?もし明るさや使い勝手に物足りなさを感じたら、次は「自動点灯機能付き」や「ハイパワー型」へステップアップしてもOKと思います。まずは安全のための一歩を、今のあなたの愛車にプラスしてみるのをおすすめします!
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